二大カードアニメ

少年突破バシンとライブオンがそれぞれ好調なようで
子供向け作品に盛り上がってほしい自分としては嬉しいんですが
バシンって「これ催促ものとしてどうなの…?」と思う要素が多すぎて
前も描いてましたけどキャラクターの描写は結構よくて
修学旅行の話とか勘違いでアイボウ探し回る話は好きなんですが
要するにバシンがほとんどバトルしてない回ですね


このアニメの序盤ターンの省略はもう名物にすらなってますが
あれをはじめ
「○○で攻撃!」「ライフで受ける!」
「続いて○○で攻撃!」「ライフで受ける!」とかいうまどろっこしいやりとりとか
(一回にまとめられるのに)
カードバトルの上手い描写とはとても言えなくて…
と言うのもこの作品 キャラありきで描いてて
カードバトルを「こなすべきノルマ」みたいに扱ってるんじゃないかという気がするんですね
キャラを描くのは大事ですが 催促ものはその楽しさやギミックを
話に上手くからめてナンボだと思ってるので…


だからこの作品ってカードゲームみたいな描写に時間のかかる題材じゃなくて
ベイブレードみたいな短時間でケリをつけられる題材のほうが
良かったんじゃと思ってたんです… そしたら


バトスピ売り上げ好調のニュースが…


な…なぜだ――――っ!!!


お…俺の目は節穴だったっていうのか… わ…わからん…!
ゲキレンが21世紀最低の売り上げでゴーオンが最高記録更新(多分)した時
自分の勘は間違ってはいないなと思っていた矢先…!
キャラを重点的に描くやり方で なりきり玩具的な売れ方をしてるんだろうか…
もともとバンダイ作品ってそっちの方が得意なイメージあるし
(立体遊戯系玩具がいまいちパッとしないというか)
しかしだったら他に売れてた作品もあるんじゃ…と思いますが
(ちなみにそのひとつと思っていた爆丸は海外で好評で続編製作決定…)
なんだろう ニチアサ効果?
クリーチャーのデザインがそんなにウケてるとも思えないんだけど…
女の子クリーチャー増えると聞いて むしろ男子が引くんじゃと思ったし
う〜〜〜〜〜〜ん…



で、一方ライブオンですが(投げた)
これは監督が遊戯王GXをやってた辻監督だけあって
(つっても僕遊戯王ほとんど見てないんですが)
ストーリーとカードゲームの連動がガッチリできてるし
原作の足りない描写を上手く補ってたり…


たとえばチーム大漁旗戦では
水のフィールドに沈んでモンスターが戦ってるから
周りの人がその戦いを視認できないというシーンがあって
「いや…それはその場のギャグにはなるけど
 周りの人物にリアクションさせられなかったり
 色々足かせになるだろ…」と思ってたら
アニメではフィールドが浮上して水槽になって
周りからもちゃんと見えるってシーンにしたり
そういう意味でも理想的なアニメ化の例だと思います
最初アニメのデザイン見た時なんかイモ臭くなってるとか思ってすいませんでした(オイ)
(ポスターとかに使われてる絵がそうなだけで 本編はそこまででもないです)


ただこのアニメの強い女の子率の高さというか
そういうのはなんなんだろうとはちょっと思いますが
いや 別にいる事自体はいいんですけど(DMにも黄昏ミミとかいるし)
あくまで比率っていうかそういうのが…
今までのホビーものとの比較でそう感じるだけかもしれませんけど


忘れるところだったけどもうひとつ
モンスターがそれぞれ生きてて意思を持ってるのは
「カードは道具じゃないんだ!」的な概念が絵空事にならなくて良い設定と思う反面
足かせになる部分もあって
モンスターマウントってのがその顕著な例で
多分ポケモンゲット的なワクワク感を演出したいんでしょうけど
アレよく考えたら凄く怖いですよ
カードにされたモンスターが値段つけられて市場に出回って
能力が弱い奴は「雑魚カード」とか「余ったカード」呼ばれてされて…
言われたモンスターの気持ちになってみると可哀想で可哀想で…


それと 以上の2作品だけの話じゃないですが
あるブログにも描かれてたんですけど
最近の子供向け作品のキャラの「良い子度」が高すぎやしないかって感じで…
イナズマイレブンとかもそうですけど
一番それを感じるのがポケモンのサトシという…
いや一体あいつ いつからあんなに礼儀正しくなったんでしょうか…
イナズマの方は 主人公たちへの試練も厳しいものだから
そこまで鼻につく事はないですけど