仮面ライダーW まとめ感想


仮面ライダーWが終わったのでまとめ感想でも描こうかと


Wを好きな人が好きな点を上げるとき たぶん
キャラクターはまあ当然として
安定感とか世界観を挙げると思うんです
実際僕もクオリティは一定のレベルを下回らないし
舞台(風都)を作りこもうという意志は感じました


ただ一番気になったのは
どーもその風都が好きになれねーぞ、と…


よく言われてますがあの街ロクでもない人が多いじゃないですか
それは多分 依頼者(加害者も)がろくでなしだろうと 依頼は最後まで遂行することで
ハードボイルドさを出そうって事なんでしょうが
どーもそっちに寄りすぎてしまって
ろくでなし度が高くなってしまったんじゃないかと
そうなるとなんで翔太郎たちはこの街を好きで守りたいと思うんだろう
被害者たちに対して「立ち直ってくれると信じてる」みたいな感じで〆るのが多いけど
もう少し「これならこの街を守りたいと思うよね!」と思わせてくれる描写が欲しかったんです
翔太郎は子供の頃から「この街で誰一人泣いて欲しくない」と言ってましたが
そうなった原因を描いてくれると思ってたんですけど…
(そういう描写は照井のほうが若干丁寧だったから自分は彼の方が好きなんです)


元気爆発ガンバルガー」の青空町や「魔弾戦記リュウケンドー」のあけぼの町は
気のいい住人たちを描いてるから ヒーローが街を守ろうとするのはわかるんですけどね


戦闘シーンについてもいい点と悪い点を感じていて
まずハーフチェンジのアイデアはいいし
ガジェットにメモリを使うのも大人子供ともにハマれるいい要素だったと思います
炎神ソウルから本格化したであろうああいう商法も
最大限うまく活かしてたと思います
(まあ自分は子供の頃からなりきりよりフィギュア派だったので買ってないんですが…)


ただ能力が漫画要素が強くて(多分三条さんの作風でしょうけど)
いわゆる「能力バトルもの」っぽいんで もう少しガチの殺陣っぽいのも見たかったなと思います
まあ前年が10年分のバトル要素を取り入れたディケイドなんで
それと単純比較はできないとは思うんですが
ナスカとか普通の接近戦キャラもいることはいましたけどね
ちょっと話がズレますが フィギュアーツのウェザーはエフェクト無いと
楽しみが減ってしまうんじゃないかと思って微妙にまだ購入を迷ってるところがあります
(ナスカは注文しました)


あと必殺技が強そうに見えないんですよね どうも…
これはスペックとかじゃなくて見た目の印象の問題ですが
(てゆーかライダーにおけるスペック値とかかなりどーでもいい)
個人的に一番強そう(重そう)な印象のメタルブランディング
ようやく他の番組のサブライダーの必殺技レベルにしか思えなかったというか


安定感に関しては僕が毎回80点のものより
普段50点でも時々100点な作品のほうがワクワクするってだけな気もしますが
自分はどうもライダーに予定調和でない劇的要素を求めてるのかなーと思ってしまいました
一番好きなRXもある意味劇的ですし


こんなところですかね(また追記するかも)
ライダーって作品によって個性がかなり違うから
見るたびに好きな順位が変わったりするんですが
自分にとってWはハッキリ「真ん中ぐらい!」と言えるかなと
ハッキリしてないですねすいません


なんかWの感想を利用して
自分の作劇法を確認してるだけな気がしないでもないですが
長文読んで頂きありがとうございました