キャッチされて劇場に引きずられた

映画 ハートキャッチプリキュア!見てきました
特撮はまだ大丈夫だけど女児向け作品を劇場に観に行くとか無理だわ…
と思っていた自分をここまでさせる まったく罪作りな作品よ…


チケット購入の関門は割引券を絵柄が見えないように折って「これ一枚お願いします」
と差し出す事でなんとかクリア…と思いきやカウンターのお姉さんが「プリキュア一枚ですね」と発声しやがってこころの花が枯れそうでした


ところで指定席ってシステムに馴染めない… 席が開いてる時はなるべく
目立たない席に座りたいんですがあれだと
全体的に空いてるのに席が密集とかあるんですよね
で 後ろに女の子がいるプレッシャーに耐え切れず
(子供の頃セラムンR劇場版見たとき前のおっさんの頭が邪魔で画面見れなかったトラウマがあるので異常に後ろが気になる)
席開いてるんだしわかんねーんじゃねーかと思って移動したら
そこに本来のお客さんが来て「す すいません!」と元の席に戻るという
やるせないハプニングが(いや自分が原因なんですが)


以下バレ注意




まず OPの凝った演出は面白いけど
劇場の音響と大画面でTVのOPを見たかったかなーとも思いました


最終的に号泣はしませんでしたがじわっときたシーンが二箇所あって
男爵とオリヴィエの夕焼けの会話シーン 
まあこれはこのシーンがどうこうじゃなくてそれまでの積み重ねがそこできたんだと思いますが
もうひとつはつぼみの「ケガはありませんか?」のシーン あの状況であれが言えるこの子は聖母を通り越して天使か…と思いました
よく言われてますがつぼみ好きな人にはご褒美みたいな映画ですね(まあ主役なんだけど)


えりかの「追いかけて(写真)見せればいいじゃん」みたいなところとか
いつきとオリヴィエの通じるところのある境遇とか
ゆりさん(ムーンライト)の劇場バトルとか 全員見せ場はありますけど


あとは大谷さんと藤原さんの演技のよさ
特に「大丈夫だから」って本当に辛そうに叫ぶオリヴィエはゾワッときましたね


一方気になった点といえば
●あっさりオリヴィエに気絶させられる月光さん(最強クラスのプリキュアなのに)
●ポプリがバリア貼ってる隣でシプコフがいるけど役にやってないだろ(まあこれは意地悪な見方かも)
●戦闘演出はカッコいいがバトル的カタルシスはあまり感じない
(悪いやつをやっつける!って話じゃないし ミラージュ使ってパワーでゴリ押しした感じだし)
●ミラクルフラワーライトのタイミングがわかりにくいし短い
(あれ画面に当てたら花が浮かぶと思うんですが 一個も浮かびませんでした
 まあ客の少ない時間に行ったってのもありますけど)
いきなり劇中キャラがライト持ってるのも違和感というか DX2は設定のおかげでそこは違和感なかったんで…


というか全体的にシリアス寄りなので 子供が劇場でのめりこめるかなーと思いました
ギャグも少ないし(オリヴィエがコケるところぐらいかな 笑いが聞こえたの)
男爵とオリヴィエの関係も大人ですら考察してわかってくるって感じだし
「今はわからなくても考えて大人になってから分かってくれればいい」って意見は半分わかるんだけど
もう半分は「考えずに「わからない」ですます子供だって結構いるんじゃないか?」
「じゃあ子供は今何を楽しめばいいんだ?」と思っちゃうんですよね


あ でも女の子が一人EDで「でぇ〜い え〜い え〜い へ〜い!」ってやってのは微笑ましかったです



まあ楽しめたのは間違いないですし丁寧な作りでクオリティも高かったです
ついに自分も劇キュアデビューか…


それと当日プリキュアが起こした最大の奇跡は映画の半券パワーで同じ建物内のラーメン屋の料金が5%オフになったこと 「ありがとう!みんな!!」と彼女らは言ってたけどどう考えてもこっちの台詞です本当にありがとうございました