スイプリ最終回 - ヤッホイ　〜まるで地球の反対側〜

「笑顔が大事」というのは他の作品にもよくある主張ですが
本作は「そのために苦しみや悲しみから逃げない」という事も同時に描いてたのが
特色だった気がします

それを最終話で結実させてくれてよかった…
去年のラストの感想は不満ブチまけまくりでしたからねｗ
今年はプリキュアがなぜ敵が凶行に走るかを聞いてくれたし
（まあ石にするだけで殺しはしないんですが）
それをかつて音楽を遠ざけてた響が聞いてくれたのもよかった

アコがメフィストに立ち向かわなければならず苦しむときに
元気付けられたのも
奏とのケンカや父親との確執があったからですし
家族エピソードにまず外れがなかったり
前も書きましたが響（メロディ）はマイフェイバリットプリキュアです

しかし一番涙腺に来たのはキュアビート誕生編あたりですね
何度もセイレーンを信じては裏切られ
味方はおろか一部視聴者すら共感できなくなっても
信じ抜いてのキュアビート誕生
ピーチＶＳイースとは違った形の心のぶつけ合いだったと思います
（三石さんの泣き演技の力も凄かった）

１話と最終話を見てもハミィがどれだけこの物語の中心にいたか
これほど物語の上で役割を果たした妖精がかつていたか…
いや鷲尾Ｐ時代のプリキュアに詳しくないのであまり強く言えないんですが…

その「結果のために途中のフラストレーションもいとわない」作風は
好き嫌い分かれそうですし　ギクシャクしてた面もありますが
（でもなぜか単発ギャグ回が異常に面白いんだよな…）
最終的に好きな作品として終わってくれました

まあ映画であれだけ炸裂してたひびかな要素が後半薄れてましたが
そのへん次のオールスターズで描かれるかな
ニューステージになって歴代プリキュアの活躍配分がどうなるかわかりませんけど
「前作が新人のいい先輩になる」形式に期待したい…

それはそうとフィギュアーツスイプリお願いしますよバンダイさん！