最近思い悩んでいたこと

キャラクター産業が盛んな昨今
マンガはキャラが命とマンガ賞のアドバイスなどでも大きく言われてます
確かにキャラは大事です 重視しなければなりません
ただキャラクター至上主義があるからこそ
キャラを記号的に見る人も増えてるんじゃないかとたまに思います


演出的な面でも
僕はマンガは流れとテンポさえよければ見開きでのコマ数が多かろうが
面白ければセリフが長めだろうがいいんじゃないかと思ってました
(ようするにシナリオ重視)
しかし担当さんとの打ち合わせではその編は突っ込まれる対象になりました
(ストーリーマンガではそのへん深刻に悩んでないですが ギャグマンガで…)
無論 単に自分の実力不足から指摘されてる部分も多いでしょうけど


例えばネタフリとして「○○なんて起こるわけが無い」と言わせて
ページをめくると大ゴマでその○○が起こってしまう
かなり基本的なギャグではあるんですが 僕はこれをそのままやると
一回強く否定したらかえってバレるだろうと思ったり
そういう大ゴマは「さあここで笑え!」という押し付けっぽくなったりで躊躇してしまいます
(実は先月の打ち合わせでそう言われたので 苦肉の策としてネタ振りのあとワンクッション置いた)
ギャグの奇襲というか「思いもよらないところから」的なものを描きたいのです
もちろん王道も大切だし 裏切れば面白くなるわけでもない
マンガを読みなれてない小学生読者ならわかりやすさを考えることも必要です
しかしそれでも…という思いがありどうすればいいのかを考えると


どっちもやるしかないんじゃない?


という当たり前の結論に至りました
「どうすればいいのか」から「どうやりゃ出来るのか」に進歩(?)です
他人から意見を言われそれに応じて変える事もあっても
自分が面白いと信じるものは絶対忘れず描き続けるしかないんでしょうね
忘れなければそれは作品に反映されるでしょうから


ここまで書いてて「これからのあなたへ」(勇者エクスカイザーEDテーマ)
の歌詞が思いっきり当てはまることに気付いた


強く早く ふくらむ夢に 自分らしさ 忘れずに
夢中になれる 心抱きしめ その道を 歩いてみてね