第5話(A) モジョの復習だモジョ!

今回は2話構成
こういうのは昔のファミリーアニメを思い出しますね
今だとアニマル横丁とかこてんこてんこもやってますが


先生が3人の授業脱出を大目に見てるのは
ミスベラム経由で校長から何か言われてるのかと思ったら
「補習するから別にいいや」的なテンションなのに笑った


「オレンジを食べられるよりガラスを割られた方がショック」って生々しい(笑)
「うわあぁぁぁ!訴えてやる!訴えてやる!訴えてやる〜!早く出ろ!出ろぉぉぉ!!」って
凄いテンションの店長に思わず笑った
このヒーローを訴えるという発想も浦沢イズムか
まあ本家でもガールズは逮捕とかされてたしハマってると思いますが


市長が電話に出る直前までめんどくさそうで電話に出てから愛想がいいのも生々しい


目の前にモジョがいるのになかなか戦わないまたまた脱線ネタ
しかし今回はモジョが寝転がるまでそれに気付かなかった
店長のインパクトが強すぎたせいだろうか
いきなり凄く楽しそうに「はーい!私でーっす!」と名乗り出るのも笑ったし
「モジョごめん」という誤り方もなんかおかしい


人間園を作るという発想は浦沢脚本にしてはブッ飛んでないけど
改めて見てみたら動物をいじめちゃいけないよと
説教臭くなく伝える道徳的にいい話なんじゃないかと思えた
ただラストでそこからさらに踏み込んで「食べ物の恨みは恐ろしい」になるわけですが
考えてみるとこのアニメはガールズがご飯を食べる直前に出動して
現場でお腹がすいてそれが話に活きている気がする(回にもよるけど)


今回のガールズはかなりモジョに友好的で
(自分たちもお腹が空いてたから共感したんでしょう)
「この人を許してくれてありがとう」
「モジョの気持ちを分かってくれたのが嬉しいから (バナナを)食べるモジョ」
あたりはホントに微笑ましかったんだけど その直後の
「あげないよ〜」で 「ええええええ!!!」ってなっちゃいました(笑)
それまでの展開からすれば自然なんですけどね
難を言えば怒ったガールズの怒涛の攻撃はもっと激しくやってほしかった
いつもより激しい感じは出てたけどそれでもやっぱり…って感じでしたし
あと今回A,Bともに終わり方が不自然なような
バタカが「食べ物の恨みは怖いんだ!」と言ってから
店長の「うちのフルーツをヤケ食いしてるんだー!」で
オチ的な構図にしたほうが「ちゃんちゃん」(死語?)って感じになるし


今回はモジョの誕生編というかモジョがひねくれた性格になった理由の説明回
でもそもそも黒い光はひねくれてる人物に降るわけじゃないんですよね(桜子さんみたいに)
強いて言えば欲望を増大させるような効果があるから
店長のやったこともモジョがひねくれモンスターになった要因ではありますが


●今回の芸コマ

  • 店長がバナナの位置をちょっと直す小芝居

 (ただこの直後店に入っていく店長のところで画のミスが…)
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●今回の浦沢イズム

  • 「頭が大腸カタルに!」「お腹が偏頭痛です!」「背中がアレルギー性鼻炎」というナンセンス言葉遊び

  しかし本気になればこんなもんじゃないと思いますが

  • パワパフガールズZがうちの高価なショーウィンドウガラスを壊したんだ!」という

  名詞を略さない喋り方 また、「○○な○○」という呼び方も浦沢脚本ではよくある