GUYSについて

間を開けるとダラダラしちゃいますので今のうちに書いとこう
以前書いたことの焼きなおしな部分もありますが…


えー この前メビウスにおけるウルトラマンのあり方みたいな事を
書きましたが 実はそっちは二の次三の次でして
一番気になってるのがやはりGUYSの事だったりします
GUYSが地球防衛チームじゃなく
怪獣退治サークルに見えるという意見がありまして
僕もそれに同意見なんですが
まず序盤にGUYSのライセンスというのは就職に有利とか
箔がつくとかそういう資格みたいな扱いで出てきましたよね
これは怪獣が20年以上出現してないから
平和ボケしてるという描写なのかと思って当時はさして気にしてなかったんですが
戦いが激化しても あのメンバーのままで本当にいいのかと考えてしまうんです
怪獣襲来時にウサギを一緒に助けたメンバーを集めてますが
そのメンバーで無ければいけないという必然性は描かれていない
今はGUYSをやってるけどそのうちサッカー選手に戻ったり
バイクレーサーになったり医者になったりという目標があるようですが
それだとGUYSの仕事を片手間でやってるようにも見えてしまう


GUYSが戦隊の器にウルトラ防衛隊を入れようとして失敗したと言うより
職業戦隊の立場で兼業戦隊みたいな事をやってるのが問題なのかもしれません
例えば兼業戦隊であるファイブマンの5人は全員小学校の教師ですが
彼らは組織に属しておらずあくまで個人的に敵の襲来に備えただけです
(追記 教師じたいは2話でやめて戦士に専念してるみたいですね)
ターボレンジャーメガレンジャーは高校生と戦隊を一緒にやってますが
妖精が見えるとか一度スーツの装着者になると他の者がスーツを着られないとか
戦士である必然性が描かれてます
メガレンジャーは結構ここに力を入れていて
組織の偉いさんがギャラクシーメガの操縦をコンピューターに任せようとか
戦士の資格を剥奪されそうになっても自分の力で乗り越えるエピソードがありました
ましてやウルトラ防衛組織は選りすぐりのプロのはずです
最近の戦隊で言えばデカレンジャーみたいな感じですが
デカレンジャーが将来なりたい職業があるんだーとか言ったら変じゃないですか(笑)
GUYSだってもっと優秀なメンバーを集めようと思えばできるでしょう
その人たちを連れてきてそれでもやっぱりあのメンバーでないと…みたいな話をやれば別ですが
今のところミライがウサギを一緒に助けるなんていい人たちだなー
この人たちと一緒にGUYSやりたいなーと思ってゴリ押ししただけに見えます
メテオールとかドキュメントで怪獣退治のハードルは低くなってるから
ほぼ素人でも一応戦えてる理屈付けにはなってますが
人間ドラマとしてそれが面白いかと言うと…
というかメテオールだけでももうちょっと回数抑えられないもんかなぁ


冷静に考えるとこのGUYSに対するモヤモヤはウルトラがどうこうより
戦隊っぽいのに戦隊ならやってる事をやってないから来てるのかもしれません…


そしてさんざん書きましたがGUYSの話ばかりやってて
(その割に上記のような話はやらない)
一般人(赤の他人)が話に絡まないこと
(「初めてのお使い」が好きなのは補佐官の好演以外に一般人とからむ話だからってのもある)
地球を守ってるヒーロー達であれば守られる側
ヒーローに対してどういう目を持っているかという第三者の存在が不可欠です
メビウスはそれが殆ど無い
マックスはたくさんそういう話をやってたし ネクサスでさえ一般人との描写は入れていた
秘密組織であるナイトレイダーですら一般人に接触してるのに…
(記憶消したりとかしてても)
そんな状況でミライが「地球を守りたい!」とか言っても
「お前が守りたいのはGUYSのメンバーだろ?」と思ってしまう…
そういう話を入れようと思えば出来るはずなのに
GUYSのメンバーの話を連発するので「ああ またかよ…!」という拒否反応が出るんですね
過去作の設定とかオマージュとか台詞回しとか友情描写に
凝るのもいいけどもっと大事な所に目を向けて欲しい!


まあ今後またウルトラ兄弟の出演とか 最終決戦とかで
そういう話をやる余裕が無くなってくるのが目に見えてるから
そこら辺もう諦めかけてるんですが…(汗)



余談だけどこの文書くためにファイブマンの1.2話ようつべで見たけど
凄い面白かった DVD化はまだまだ先っぽいけど…(泣)