メビウス 皇帝の降臨

自分の中で最低ランクを更新した回でした


まずサコミズの「みんなと一緒に戦いたかったから」って
それはひょっとしてギャグで言ってるのか
だったら総監のポジションは他の人に任せて自分は隊長に専念すべきでしょう
これは総監役を別の人にやってもらおうと思ったけど
都合が付かなかったからっていう噂を信じざるを得ない
確かにサコミズが総監かもと思わせる描写はあったけど
上記の理由がありえなさ過ぎるし…
あとアレを思い出しましたね サルまんのサラリーマンまんがの描き方
偶然知り合って仲良くなったおじいさんを会社のお偉いさんってことにしちゃえば
少し上の役職に怒られても安心できるぞ ってアレ
トリヤマも急に心変わりしすぎだ…
ああいうキャラはオタオタしてて でも一番大事なところで奮起するのが定番ですが
前フリが無さ過ぎて不自然
(セリザワの時と違いすぎる)


サコミズの演説で人々の意見が一気に決まるのは
ギャグを通り越して宗教っぽく見えた
映像にサブリミナルでも仕込んでるのかと
あんな自分たちが死ぬ可能性もある状況で ホイホイ意見が決まるかね…
ウルトラマンに恩を感じてる人間も多いだろうから全くいないわけもないだろうけど)
子供は信じるってのはベタだけどいいと思う
でもそれは大勢の大人が反対してる中で…って状況だからこそ
熱いし説得力もあるもんだと思う
これで次の話で 調子付いた市民が本当の危機に立たされてやっぱり…とかなったら
ある意味感心するけど 尺的にもう無理かもな…
メビウスって序盤から一般人描写を疎かにしてきたせいなのか
スタッフの意識が低いのか
とにかくそこらへんがガタガタだ…


今まで何度か
「この世界ってGUYSが正しくてそれに反発するものは間違ってるんじゃ」みたいに感じて
「いやいくらなんでも考えすぎだろう…」と自分の中でケリつけてたけど
今回はマジでそうなんじゃないかと思ってしまった
いくら個人主義が育ってきたとはいえ
サコミズのアレとかそれ聞いて微笑むメンバーって…
長谷川圭一さんって結構 現実と理想のバランスを上手くとる人だと思ってたけど
今回は理想に大きく傾きすぎてて
サブライターだから作品の大きな流れは変えられないけど
「GUYSはいつから仲良しグループに…」とか「声援で勝てたら苦労しない」とかいう台詞で
ちょっとだけ抵抗してるんじゃないかとすら思ってしまう(邪推かもしれんが)


相変わらず市街地での戦闘シーンは頑張ってるだけに痛い