カブトとメビウス

カブトは剣の人気が上昇してるみたいですね
番組が殺伐とした方向に進んでいる中清涼剤のような存在になった彼
白倉ライダーのギャグは必要ないと主張する人もいますが
ホッとするシーンをまったく入れないと視聴者が離れる傾向がありますからね
ネクサスとか(あの暗さがいいんだと主張する人もいるでしょうが
 全体的な評価を考慮してみて)


しかし正体がスコルピオワームと分かってる以上
どう決着をつけるかはやはり気になりますね
医者ワームの回でも暗に示されてたし
料理対決で天道が出した
「小細工より自然のものが一番」という結論も
ワーム否定ととれるし…
こういうキャラの落としどころは凄く強い敵と相打ちで死ぬとか
その辺だと思いますが どうか予想を超えたオチをつけて欲しい思いです
しかし死ぬとしたら何故ココまで可愛く描くかなぁ…
戦争もので死ぬ寸前のキャラに見せ場があるようなものなのかな



メビウスは劇場版もウケがいいようで(かなり宣伝してたしな)
絶賛する人はとことん絶賛する作風なのも分かりますが
個人的にはあまり好きになれない作風なようです
僕はネクサス マックス メビウスだとマックスが一番好きですね
マックスは支離滅裂で整合性に欠けますし
何故かしつこく現代人批判があったのはひっかかりますが
裏を返せば勢いがあって話がバラエティに飛んでるって事なんですよね
ダッシュのアットホームな感じも好きだったし
現代人批判は まあ僕も嫌でしたが
メビウスは戦闘シーンはいいしセリフ回しとかも好きなんですが
好きになれない点を上げていくとまず1つめは
過去作の知識自慢大会みたいになってる面なんですね


いくら過去作と繋げてるとはいえその部分を強調しすぎな気がします
特にテッペイはその為の便利屋として使われてるような…
ウルトラ五つの誓いも過去から繋げる為に使ってるだけで
メビウスをひとつの作品として見た場合使いどころがおかしいというか
あれは子供の次郎くんが走りながら一生懸命言うからグッとくるんであって
大人が言っても…時代に合うセリフと合わないセリフってのもあるし
まあメビウスのコンセプト自体がそういうものだから
ひとつの作品として見るのが無粋なのかもしれませんけど
過去のウルトラに詳しい人ばかりじゃないし
そもそも本来の視聴者層の子供がどう感じるのか
親がウルトラ世代で「あれはああいう意味で」と説明したところで
それは純粋な楽しみになるんだろうか
(そこを純粋に楽しむ子もいるにはいるでしょうけど)


2つめは なんというか世界観が閉じてる感じがすることですね
身内話がやけに多いと言うか 外に出て行って組織と無関係な人と出会う話が
「初めてのお使い」ぐらいしか思い返せません(覚えてないだけかもしれませんが)
マックスは結構その辺積極的にやってたのも好きなポイントなんですよね


なんかぶっちゃけちゃうとメビウスはセルフ同人作品のような感じなんですよね
作ってる方は楽しそうだけど…
クオリティはまあ高いと思うしバランス取りもネクサスより上手いと思うんですが
僕は破天荒な作品が好きなんでそう感じちゃうのかもしれません
まあ細かく上げていくともっといろいろ問題点もあるんですが
(GUYSの入隊の資格の事とか)


一応ネクサスのいい所も書いておくと中盤以降の戦闘シーンは
3つの中で一番カッコいいと思います あと最終話
僕は最終話って詰め込みすぎなくらいが好きなので