終ゲキ

ゲキレンジャーが終わった…
「つまらない」という評価で終わった戦隊はこれが初めてです
僕にとって戦隊シリーズのフォーマットって凄く魅力的で
フォーマットの魅力だけでいえば単体ヒーローものより好きなんです
(そのせいでネーム考えるのに苦労してたりしますが)
今まで「面白かった」か「言いたいこともあるけど面白かった」しかなかったのに…


拳法を扱った少年マンガっぽい作風の割に
強さのバランスに明らかに無神経だったり
指導者的キャラがことごとく無責任で頼りがいがなかったり
(重要なところを主人公たちが決めるために戦わせないのは分かるけど
 あそこまでいくと ただ自分の役目をサボってるだけにしか見えない
 普段の態度が不真面目なぶん いざという時は決めなきゃならないのに
 不闘の誓いの理由もハッキリしないし)
ロボは出てくりゃ速攻で負けるし
正義というフレーズも上滑りだし
(もっと明確に一般人を助けるエピソードが多ければ説得力も出たと思う)


こうなると数少ない「いい部分」が非常にもったいなく感じる
ジャン・ケン・理央・メレ・ロン役の役者さんは演技力あったし
深見兄弟役の2人もアクションを必死にこなしてる感じだったし
理央が目立つ回のバトルとか シャッキー初登場の前後編
バイオレットやチョッパーの初戦闘回
最終回のアクションとかはよかったし(劇場版は見てない)
…なんかこう描いてると シナリオとロボ戦の演出以外は
そんなに悪くなかった気がしてきた…(どっちも大事な部分ですが)


メインライターの横手さんもこういう作品を書くのに向いてなかったのかも
ギャグアニメの単発ギャグ回とかは上手いけど
あと小林雄次脚本回がワースト5のうち3つぐらい独占してました…
戦隊が向いてないのかゲキがたまたまそうだったのか知らないけど…
中島かずきさんはまた別の戦隊で書いて欲しいなぁ…


まあでもこの流れで次にゴーオンジャーが来るというのは
もしかしたら凄いヒットになるんじゃないかと思うんですよ
マニアには受けたけど商業的には受けなかったタイムの次に
シンプルなストーリーのガオが来て大ヒットした時の流れに似てるなーと…
(ゲキがマニアに受けたかどうか知りませんが)
とにかくかつてない期待を寄せて来週を待ちます